平和行動in広島

2024/08/06

 8月5日(月)~6日(火)、広島市の上野学園ホールにおいて『連合2024平和ヒロシマ集会』が開催され、連合鹿児島から狩集祐二副会長、奄美地協から山田たまき事務局長、事務局として岡下剛北薩地協事務局長の3名が参加しました。
 初日は被爆路面電車乗車学習会に参加、広島駅~原爆ドームまでの約2時間を路面電車に乗車し、広島の街並みを見ながら当時の状況を教えて頂きました。集会は、79年前に人類史上初めて投下された原子爆弾によって命を奪われた方、またその後遺症等によって亡くなられた方々のご冥福を祈る黙祷から始まり、まず主催者代表として連合の芳野友子会長が、次に地方連合会を代表して、開催地でもある連合広島の大野真人会長が挨拶を行いました。
 続いて、中国新聞社の宮崎智三特別論説委員が『被爆80年に向けて 被爆地広島の課題と役割』と題して講演を行い、広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長が原爆投下直後の爆心地の状況、大変であったろう市民の生活や、現在に至るまでの箕牧さん自身の体験、核兵器廃絶への取り組みや様々な活動などについても報告して頂きました。また高校生平和大使は、1998年から毎年国連を訪問し被爆地の声を世界に伝えていること、核兵器廃絶と平和な世界の実現をめざして取り組んでいる署名運動等の活動報告を行い、「ビリョクだけどムリョクじゃない!」「ネバー ネバー ギブアップ」等のメッセージを発信しました。
 集会は最後に連合長崎へのピースフラッグリレーと平和アピール(案)を採択した後に会場を広島平和記念公園へと移し、原爆の熱戦を浴び水を求めながら亡くなった犠牲者を慰霊するため全国各地から持ち寄った水で献水を行い、参加者ひとり一人の献花で閉会しました。
 二日目は、早朝より広島市主催の平和祈念式典へ出席し、原爆投時間(815)に黙祷を捧げました、非常に暑い最中の二日間ではありました。今、地球上の各地で紛争が行われており『核なき世界は遠のいた』ように思えます。「こんなに苦しい辛い思いは他の誰にもしてほしくない」と語り亡くなられた方々の想いを引き継ぎ、「核兵器のない世界」を実現するため平和運動を継続しなければなりません。