平和行動in根室

2022/09/10

 「2022平和行動in根室」は、2019年以来3年振りに現地・北海道根室市において、910()11()に開催されました。連合鹿児島から、村岡俊男さん(フード連合)、中野幸盛さん(南薩地協・電力総連)、喜入拓司さん(鹿児島地協)、事務局の大浦慎太郎の計4人で参加をしました。(行程9/9発~9/12着)
 1日目は、北方四島学習会と称して、会場収容人数の関係から3会場に分かれ、鹿児島はBコースで映画「ジョパンニの島」の上映、元島民で択捉島出身の奥泉(おくいずみ) 一子(かずこ)さん、歯舞群島・志発島出身の児玉(こだま) 泰子(たいこ)さんの2人から「ふるさと北方四島への想い」と題し講演がありました。「元島民の方々の平均年齢は87歳に近づいており、終戦時に暮らしていた17,291人の方々は現在3割程度まで減少した。自分が生きている間に、故郷の土を踏みたい、戻りたい。先祖のお墓参りをしたい」と切実な想いと願いを講演していただきました。
 2日目は、「2022平和ノサップ集会」に全国各地から518人の組合員が参加され、連合本部の芳野友子会長の主催者挨拶では「連合が一丸となって、一刻も早い北方領土の早期返還と、日ロ平和条約の締結をめざしていく」と訴えました。これまで集会終了後に開催されていた「ねむろ水産フェスタ2022」については、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、本年は開催を見送られました。
 根室行動期間中は、秋晴れの晴天で、近くて遠い「歯舞群島」と「国後島」が間近に見え、今後も粘り強い運動の取り組みが必要であると参加者が感じる2日間となりました。

  • 連合「2022平和ノサップ集会」のようす
  • 鹿児島からの参加者